2010/ 5/25 更新

平成21年度 家畜輸出入に関するセミナー

 平成22年3月10日(水)、「平成21年度 家畜輸出入に関するセミナー」を開催しました。
 昨年は、人の新型インフルエンザの流行に伴い、鳥、豚、馬のインフルエンザへの社会的関心が高まった1年でした。 また、家畜のアニマル
ウェルフェアについては、国際的な話題となっており、我が国においても健康な家畜から安全・ 安心な畜産物が供給され、このことが畜産の発展につながると考えられています。
 これらのことから、今回は「動物インフルエンザ」と「アニマルウェルフェア」をテーマとして、 行政及び研究者の立場から3名の講師に講演していただきました。


衛藤 氏

「最近の動物インフルエンザの発生状況と検疫対応」

農林水産省動物検疫所精密検査部長 衛藤真理子氏

■はじめに
・各種動物のインフルエンザが世界的に流行。
・動物検疫では輸出入動物・畜産物を介した本病の侵入防止のために検疫強化。
■馬インフルエンザについて
・世界の発生状況と、2007年の国内発生以後に強化した検疫対応方針。
・輸入検疫における馬インフルエンザ摘発事例の概要と分離ウイルスの性状。
■高病原性鳥インフルエンザについて
・HPAIの発生動向と初生ひな及び家きん肉の輸入状況。
・発生国からの家きん、家きん肉等の輸入停止措置、消毒の徹底、指定検疫動物の拡大、初生ひなの検査強化等の対応。
・国内発生の緊急時に備えた防疫資材の備蓄。
■豚インフルエンザについて
・2009年の豚由来遺伝子をもつ新型インフルエンザ(H1N1)ウイルスの出現と流行。
・動物検疫での過去の摘発事例と最近の検疫対応。
JLTA 事務局から 動物検疫所は、 動物検疫所ホームページ にて各種情報を公開しています。

菅谷 氏

「アニマルウェルフェアの考え方に対応した家畜の飼養管理指針」

農林水産省生産局畜産振興課 課長補佐 菅谷公平氏

■産業動物における「アニマルウェルフェア」とは?
■"ANIMAL WELFARE" をめぐる海外の動きについて
(1)EU諸国
(2)米国・カナダ
(3)OIE(国際獣疫事務局)
■動物愛護管理法(我が国の「動物の愛護及び管理に関する法律」)
・「動物の愛護及び管理に関する法律」(昭和48年10月1日) の目的や基本原則。
・「産業動物の飼養及び保管に関する基準」(昭和62年10月9日) に示される産業動物への配慮に関する基準。
■アニマルウェルフェアについての農林水産省の取り組み
・快適性に配慮した家畜の飼養管理に関する勉強会(平成18年度)
・アニマルウェルフェアに対応した家畜の飼養管理に関する検討会(事業実施期間は平成19年から22年)
■アニマルウェルフェアの考え方に対応した「採卵鶏」の飼養管理指針について
・一般原則、管理方法、栄養、鶏舎、飼養方法/構造/飼養スペース、鶏舎の環境。
■アニマルウェルフェアの考え方に対応した「豚」の飼養管理指針について
・一般原則、管理方法、栄養、豚舎、飼養方法/構造/飼養スペース、豚舎の環境。
■日本の生産者は、これまでアニマルウェルフェアに配慮してこなかったのか?
・大多数の生産者において、家畜は大切に飼われてきた。
・飼養管理指針の普及により、今後さらに家畜環境の快適性に配慮した飼養管理が期待されている。
JLTA 事務局から
環境省は、環境省WEBサイト にて、動物愛護管理法に関する各種情報を公開しています。
また、農林水産省は、農林水産省WEBサイト にて各種情報を公開しています。

永松 氏

「アニマルウェルフェアに関する世界の情勢と日本の現状」


日本獣医生命科学大学 准教授 永松美希氏

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